【いい香り】って、癒しですよね。
でも、その【いい香り】って、
どんな香りですか？
あなたも一度は
『香害』や、『スメルハラスメント』
という言葉を
耳にした経験が
おありかと思います。
私、単なる言葉の
問題だけだと思いますが、
この、香害・スメルハラスメント
という言葉が
あまり好きではなく、
しっくり来ていませんでした。
そんな時、
とある講座で、
【香毒】
という言葉を
初めて耳にし、
それが自分の中で
とてもしっくりきたのです。
子供の頃から
割と香りには敏感で、
色々な香りのするものは
好きでした。
親に送られてきた
御中元やお歳暮の
石鹸の香りが良い香り過ぎて
ずーーーーーっと
香っていて、しまいには
オエッとなり、
食欲が無くなった
記憶すらあるくらい(苦笑)
そんな香り好きの私が、徐々に
この香り、好き・嫌い
が随分はっきりしてきて、
成人する頃には、
【香りのするものがダメ・受け付けない】
にまでなっていました。
私が美容師になりたての頃は、
《無香料》ブーム
だったので、
薬品の香りは少しするけど、
それすらも抑えて
作られているものが
ほとんどで、
たまにお客様で
めっちゃ香水を
つけていらっしゃる方が
いるくらいで、
ひどく困ることは
ありませんでした。
ところが、
無香料ブームも
終わりを告げ、
【香り】
を全面に出した商品のブームが！！！
猫も杓子も、
香り、香り、香り笑
香りのしない商品を探すのが
難しいくらいにまで。
苦手な香りの多い
私にとっては
結構困った環境に。
そんな中、
同じような
系統の香りでも、
『大丈夫な香り』と『ダメな香り』
があるのはなぜなのか？
たんなる好き・嫌い
だけではないことが
色々な方のお話をきき、
わかってきたのです。
最初は、
私が食いしん坊だから、
食べ物系の香りは(バニラや柑橘系)
大丈夫なのかと
思っていたのです(笑)
でも、バニラや柑橘系でも
だめなやつもある！！
結局、その香料が
自然のものか、化学香料か？
これが大丈夫か否か？
の答えでした。
それがわかってから、
扱う商品も、
なるべく香りは
控え気味のものか、
オーガニックのものを。
そう思い、
選んで来たのです。
が！！！！
もう皆さんも、
よくお分かりですよね？
この、
柔軟剤ブーム！！！！！！
まだ最初は、
いろんな種類の良い香りを
フワッと香らせる。
それくらいの
物だったかと。
それが、
部屋干ししても臭わない。
菌を繁殖させない・抗菌。
香りが一週間長持ち！
汗をかいたり洋服が擦れると香りが弾ける！
と、どんどんエスカレート。
それに伴い、
あまりに香りがキツイ
柔軟剤に出会うと、
『オエッ』
となる現象が起き始めました。
この柔軟剤の
恐ろしいところは、
その場の空気が香る
だけでなく、
それが触れた他のものに
臭い移りし、
普通にいちど洗濯しただけでは
取れない、というところ。
ついに、《めまい》が
する経験をしてしまいました。
マスクで酸素不足かな～？
と思っていたのですが、
それなら毎日
起こっているはずですからね。
そんな経験をする中での
【香毒】
という言葉との出会い。
そこでチラッと
耳にしたのは、
過剰な香りの日常使いで、
最近の子供たちの中には、
「旨味」
を感じることが出来ない
子も出てきている
ということでした。
日本人特有の
旨味を感じる
繊細な感覚、
それが失われるなんて、
悲しくないですか？
まさに香毒だな・・・
そう思ったのです。
もちろん、化学香料の
問題だけでなく、
食事に含まれる添加物など、
原因は一つではない
と思いますが、
必要ないもの、
過剰な接種は
気をつければ抑えられるはず！
出来ることから、
始めませんか？
